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印刷とそれ以上の何かについて(少し電子書籍寄り)。気が向いただけでは更新されません。

Adobe Digital Publishing Suite, Single Edition


Single Editionなるものが発表されたようです。Professional EditionやEnterprise Editionとは異なり、Folio単位の課金になるようです。App変換に対する課金のみで、ダウンロード数の制限はないのでしょうか?
「分析機能なんてべつにいらねーんだよ」と思っていた人には、低価格で手に入るようになるのはありがたいかもしれません。これは以前話に出ていたエージェンシー版とは別なのでしょうか?


Folio単位の課金ということで、ページ数や容量は無関係なのでしょうか? 1 Folioあたり$395ということは約3万円くらい(実際にはもう少しすると予想)が1作品制作するのにかかるということです。

受託制作会社が導入する場合を考えると、メリットとしては「1.制作本数が少ない場合でも導入しやすい」「2.コストを明確にしやすい」といったところでしょうか。もっとも明確にできてもそのコスト分払ってくれるかどうかは別問題でしょうが。
一方パブリッシャとして導入する場合(制作会社にせよ個人にせよ)では、3万円でも高いと感じるかもしれません。これをこれまでの印刷費用の代わりと考えると納得できる…か?

ただし、アプリ内課金はできないようです。詳しくは知りませんが、定期刊行物などは単体アプリだとAppStoreの審査に通らないという話も聞きますが、そこはだいじょうぶなのでしょうか。


同時にProfessional Editionが年間契約ではなく月額$495で使用できるという発表もされたようですが、初期費用がかからないとすれば、単純計算で月に1.25冊以上制作するのであればこちらの方が得だと考えられます。Professional Editionは年額$5,940ということなので、月額だからと特に割高というわけでもないようです。


ご注意:個人的に関心が薄れたせいかAdobe Digital Publishing Suiteの情報に疎くなってきており、記事の内容に誤りや勘違いがある可能性があります。