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印刷とそれ以上の何かについて(少し電子書籍寄り)。気が向いただけでは更新されません。

全印工連 Adobe CS5.5特別ライセンスプログラム

全日本印刷工業組合連合会(全印工連)が会員企業に対してAdobe Creative Suiteを安価に提供するというもので、簡単にいえば全印工連が元締めになって共同購入によって大量発注する事でAdobeに値下げさせてるということです。

ちなみにこのプログラムは昨年も行われ、6000本目標で進めていたけど結局3200本程度だったようです。*1 6000本以下ならAdobeが断る事もできたようですが、それでも(「Adobeは全印工連の取り組みに理解を示し」という言い方をしつつ)受け入れたのは、かなりの割引とはいえ3200本分の売り上げが魅力だったという事でしょうか。*2
もともとは2年契約で2年おきの募集だったようですが、昨年に続き今年も行われるというのはAdobeのバージョンアップポリシーの変更のせいでしょうか。

ADPSライセンス付き

今年のプログラムはCS5.5のライセンスという形ですが、最大の特徴は「Adobe Digital Publishing Suiteの“無償半年間トライアルをご提供”」というところでしょう。半年間という事は約30万円が節約できるという事だと思いますが、半年後から12ヶ月契約がスタートするのかどうか、またダウンロードごとの料金がどうなるのかなどは不明です。
とはいえ、CS5.5導入からADPSによる事業立ち上げまで半年間はコストを抑えて準備できるという意味では良いのではないかと思います。*3

*1:http://geocities.yahoo.co.jp/gl/lcs_kawamura/view/20101126/1290745547

*2:全印工連がAdobeの期末を狙って交渉したという話もあるようです

*3:昨年ライセンス契約したところはこれ適用されないのかな? だとしたらかわいそう…