overprint

印刷とそれ以上の何かについて(少し電子書籍寄り)。気が向いただけでは更新されません。

Digital Publishing SuiteはCS5でも作成可能

本日、某所で某氏の電子書籍セミナーに参加してきました。今週発売のInDesignCS5.5に関してということで、多少フライング情報もあるかもしれないので詳細を述べるのは控えておきます…。

今回いちばんの情報は、APDSの作成ツールがCS5でも使用可能で、アドビのサイトからダウンロードできるようになっているということでした。「Folio Producer tools」という名称で、CS5用、CS5.5用がダウンロードできるようです。CS5.5でも追加インストール?

AdobeLabsでのベータ版ではAIRアプリだったInteractive Overlay Createrが、InDesign組み込みになったのは情報が伝わっていたのですが、もう一つのAIRアプリであるDigital Content BundlerがAcrobat.comのWebアプリになっていたのは初耳で、びっくりしました。デモを見る限りでは、InDesignからデータをサーバにアップしてWeb画面上で設定をするようですが、あまり使い勝手がよさそうではありませんでした。

最終的なデータの扱いが見る限りではよくわからなかったのですが、ベータ版のように.folioファイル(以前は.issue)を取り出せないというようなことを言われていたので、デバイスへのコピーもオンライン経由しかできないのかもしれません。

最後にサービス価格の説明があったときに会場のいたるところで苦笑の声が聞こえたのは気のせいでしょうか…。

個人的にはCS5.5およびADPS価格発表後はちょっと関心が薄れつつあり、最近はEPUB関連を調べていたのですが、CS5.5ではEPUB関連の機能はかなり改善されており、HTML部分の書き出し性能はそこそこいいようです。CSSはまだまだみたいですけど…。