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印刷とそれ以上の何かについて(少し電子書籍寄り)。気が向いただけでは更新されません。

Adobe Creative Suite 5.5

Adobe Creative Suite 5.5が発表になりました。これまでAcrobatの新バージョンを追加したCSx.3というのはありましたが、アプリの一部のみがバージョンアップしたということで、PhotoshopIllustratorはCS5のままということですね。

ラインナップが複雑すぎるのは相変わらずですが、さらにサブスクリプション形式もでてきて何が何やら…。

ざっとみただけで気になった点は


CS5からのアップグレードもけっこう高額

CS5が出たのちょうど1年前で、そこでアップグレードした人はちょっと厳しいんじゃないでしょうか。Design StandardなんかInDesignしかバージョンアップしていないのに48,000円もするのはどうなんだという気もします。

追記:Acrobatも9からXにバージョンアップしますね


ADPSの対応は?

各ソフトの新機能に関してはまだよく確認していませんが、気になるのはInDesignでのDigital Publishing Suiteの対応に関して。InDesignの機能紹介をみると、「Folio Producerツール」という記述がありましたが、これがAPDSの作成ツールということなのでしょうか。リンク先のムービー表示されないんですけど…。その隣に「Adobe Digital Publishing Suiteにアクセス」というのがあるということは、APDSホスティングサービスに限った名称にするということでしょうか。

EPUBの書き出し機能も向上しているのかな?

問題はこれらの機能がCS5で提供されるのかどうかですね。CS5.5以降だけに限定されると普及するのは厳しい気がします。
たしかセミナーとかでアドビの岩本氏がAPDSの紹介をする際に「CS5以降でしか使えないのでアップグレードしてくださいね」って言っていたような気がしますけど(ムービー再確認してみようか)、あれを聞いて急いでCS5にアップグレードした人は涙目だよなぁ。


CS6へのアップグレードは?

ITmediaによると

同社のクリエイティブ製品はこれまで18カ月ごとにメジャーアップデートを繰り返してきたが、「間隔が早過ぎるという声と、最新機能を使いたいという両方の声があった」という。このため、今後はメジャーアップデートを24カ月間隔とする一方、市場のトレンドとニーズに合わせた中間アップデートを併用する形にしていく。

とあり、今回のCS5.5が「中間アップデート」だとすると、CS5からCS6まで24ヶ月、つまり来年の今頃にはCS6が出るということですね。そしてその翌年にはCS6.5が出ると…。「間隔が早過ぎる」ってさらに早くなってるやん。
これはサブスクリプションに移行させたいってことなのでしょうかね。

さすがに勤務先でアップグレードするのは厳しいかな。せめてInDesignのデジタルパブリッシング系の新機能はCS5でも使えるようにしてほしい…